明治通りとキャットストリートの間に挟まれた敷地に建つテナントビル。メガスケールの通りとヒューマンスケールの遊歩道の狭間、という場所の特殊性を建物の表情にしたいと思い、相反する2つの物が、はっきりしたコントラストを表す外観とした。黒と白、ザラザラした質感とツルツルした質感。大きい黒い箱から飛び出す小さな白い箱。隣地の豊かな植栽は、建物のシンプルな外観をより強く際立たせてくれる。