クライアントの要望はアトリエ付きの住宅であり、居住空間とアトリエ空間を明快に分節化する事と各エリアが精神的な心の切り替えが可能な建築が望まれた。
道路に対して手前に小さなボリュウム(アトリエ)をセットバックした配置とし、大きなボリュウム(居住空間)を背後に配置した。
小さい建物ながら大空間を可能にするため構造体として鉄骨を多用した。居住空間の吹き抜け部分には大筋違いの構造体を利用し柔らかい太陽光により落ち着きのある空間を演出した。この光と相まってφ300の9つのトップライトが日々の暮らしに於いて時間の経過を感じさせてくれ光の入射により空間性に変化を与える。
プラン上、斜めに分節した事はアトリエへの直射的に入射してくる太陽光を遮るためと、居住空間に快適な空間性と開放感を高めるためである。
アトリエは執務スペースとして又はギャラリーとして利用可能な形態とした。キャンバス収納式の階段はギャラリーとしても使用できる。
外張り断熱による快適な居住性の確保とアトリエとしての独立性により二棟が一体(にこいち)となり建築としての界隈性をデザインとして創出した。
カテゴリ | 住宅 |
構造 | 木構造・木質構造 |
種別 | 新築 |
設計料金 | --円 |
所在地 | 埼玉県さいたま市 |
建築面積 | --平方メートル |
竣工 | 2013年--月 |
施工会社 | -- |
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