DomaineT は京都御所の北、交通至便な場所に築30数年経つ家屋の建て替えです。
外観は美観地区規制のため京都の町家の意匠を踏襲する必要が有ります。
又、準防火地域のため開口部、屋根、軒裏、垂木は金属やモルタル素材に置き換え構成しています。
一方、内観は工場やワイン醸造所のような無骨なつくりがいいというイメージの共有ができていたので、鉄骨の構造部材(H鋼やブレース、胴縁)をあえて見せる仕上げとし白の塗装を施しています。
空間構成はひとつながりのワンルームで間仕切りは最小限。
ワンフロア10坪足らずの空間を圧迫感を無くし緩やかに仕切る為カーテンを使っています。
これら、内装をそぎ落とす事で工事費を抑える事につながっていますが、断熱性能については外断熱で等級4以上の性能を持たせています。
暮らしの要素である「居・食・育」を多様に楽しめる場(用途を限定しない場)を立体的に振り分けることで、クライアントの思い描くライフスタイルを実現できる家となりました。
FORMA建築研究室 |
京都府京都市西京区御陵鴫谷15-7-201 |
075-391-9558 |